PMC T-Kernel/x86は、VMware Player上で動くことから、T-Kernelベースのアプリケーションの開発効率の観点からは非常に有用であると考えられます。しかし、VMwareを用いた場合、gtermやgdb等のシリアル接続を用いるツールをどうするかが問題となります。(同じマシンの二つの実シリアルポートを実際にケーブルでつないでやれば何とかなる…という話もありますが、あまりスマートじゃありません。)
そこで、VMware Playerで仮想的なシリアル接続を用いてgterm, gdb等のツールを使う方法を示します。
/home/takeshi/vmware/serial-{pipe, pty}はお好きな名前に変更してください。
serial0.present = "TRUE"
serial0.fileType = "pipe"
serial0.fileName = "/home/takeshi/vmware/serial-pipe"
serial0.pipe.endPoint = "server"
vmplayer T-Kernel_x86.vmx
)socat -d -d -d -d /home/takeshi/vmware/serial-pipe PTY,link=/home/takeshi/vmware/serial-pty 2>/dev/null
なお、-d -d -d -d
は、筆者の環境でつけないとsocatが落ちてしまうためにつけているだけなので、問題が起きないようならはずしてよい。
※ Aさんのご指摘により、serial0.pipe.endPoint = ... の行を追加しました。貴重な情報、ありがとうございました。
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Yashiro Takeshi <yashiromann@gmail.com>