本ソフトウェアは、パーソナルメディア社が公開している超漢字開発環境に含まれるシリアル端末接続ソフトウェアgtermに対し、VMwareの仮想シリアル端末への接続機能を付加したものです。
このソフトウェアは、超漢字開発環境に含まれるオリジナルのgtermを抽出・改変し、矢代武嗣がパーソナル・メディア社の許可を得て公開しているものです。したがって、著作権はパーソナルメディア社にあることに注意してください。
コード中には、矢代武嗣が書いた改変が含まれていますが、矢代武嗣自身はその改変に対して著作権を主張しません。ただし、改変が含まれた本ソフトウェアに対しては、パーソナルメディア社のサポート外となりますので、問い合わせなどなさらないようお願いいたします。(私に連絡くだされば、ある程度の問題ならばサポート可能かもしれません。)
以下、超漢字開発環境のディレクトリが /usr/local/brightv/ であるものとして話を進めます。(適宜、ご自分の環境に合わせてディレクトリ等は読み替えてください。) 以下のような手順でコンパイルを行ってください。
$ cd /usr/local/brightv/tool/
$ tar xvzf gterm-vmserial.tar.gz
$ cd gterm-vmserial/linux/
$ gmake clean
$ gmake
以上の作業で、gtermがコンパイルできますので、コンパイルされた実行ファイル(/usr/local/brightv/tool/gterm-vmserial/linux/gterm)を、適切なディレクトリにコピーしてやれば、作業完了です。
$ cp /usr/local/brightv/tool/gterm-vmserial/linux/gterm /usr/local/brightv/etc/
物理的に存在するシリアル端末に接続する場合は、オリジナルのgtermと同様です。VMwareの仮想シリアルに接続したい場合には、まず、VMware側の設定ファイル(*.vmx)に対し、仮想シリアル端末をunix socketとしてエミュレーションするよう記述してやる必要があります。(以下の設定を参考にしてください。)
serial0.present = "TRUE"
serial0.fileType = "pipe"
serial0.fileName = "/home/takeshi/vmware/serial-pipe"
あとは、VMware上の超漢字を起動してやり、
$ /usr/local/brightv/etc/gterm -l/home/takeshi/vmware/serial-pipe
のようにgtermを起動してやれば、仮想シリアル端末につなぐことが出来ます。
詳しいコマンド等については、超漢字開発環境に含まれるドキュメント /usr/local/brightv/spec/gterm.man をご覧ください。また、gtermを起動した後の対話操作の画面で、.?
とタイプすると、gtermの操作コマンドの概要を見ることが出来ます。
本ソフトウェアの改変および再配布の許可をくださった、パーソナルメディア様に感謝いたします。
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Yashiro Takeshi <yashiromann@gmail.com>