ここまでで実身の中身を読み書きする具体的な方法は説明できたと思います。それぞれのセグメントの細かい仕様は仕様書にある通りですしここまでが理解できていればがんばって仕様書とにらめっこするだけです。まあ、可変長セグメントに関してはせめてReadSegment()のような関数を書けばみなさんの参考になったかもしれません。
ここまではUNIXのよくあるプログラムのように、ファイルを読み込み、出力するというコンソールで動くものを作りました。しかし、BTRON仕様OS用のアプリケーションとしてはやはりウィンドウを開いて利用者と対話的に使えるものの方が使い勝手がよくなるでしょう。そこで次からはウィンドウを作り、event drivenで動くものを作ってみましょう。としたいところですが、私にはまだその知識がありません。