ここまでで、プログラムを作成し、コンパイルし、それを超漢字に持ってきて実行するところまで一応できました。しかし、プログラムを修正する度に毎回fgetしてexpfして云々を入力するのは面倒です。ここで環境を整備しておきましょう。
まずクロス開発環境ですが、appl/sample1の代わりになるものを作っておきましょう。
cp -r appl/sample1 appl/template
して、appl/template/srcの下にあるもののうち、*.cを全部消します。# ソースファイル
SRC = main.c \
exec.c \
disp.c \
act.c \
menu.c \
press.c
を
# ソースファイル
SRC = main.c
だけにしておきます。$(TARGET).bz: $(NOINST)
$(CP) $(TARGET).out _t
$(STRIP) _t
$(MKBTF) -o$@ -a0x8003 -c -tSAMPLE -f0x40 \
9.0x163._t \
7.$(version).$(TARGET).fsn
$(RM) _t
の-tSAMPLEのSAMPLEが最終的に出来上がるプログラムの実身名です。適当に変えましょう。以降ではappl/templateを複製して作業用として使うことにします。
一々fgetやexpfを入力するのは面倒です。どうせお決まりの作業ですから、どこかに書いておいて、それを仮身複製の要領でコンソールに貼り付ければいいことにしましょう。
開発用の画面です。左上に、ダウンロードして展開するためのコマンドなどを書いておきます。これで、必要な部分を囲んでコンソールの窓に放り込めばいいだけになりました。それから、初期ウィンドウに「開発」という名前でキャビネットを作ります。以降ではここを作業用に使います。「開発」キャビネットの中に「test」という名前で適当に文章を置いておいて下さい。実身を読むためのプログラムのテストのために使います。