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要望とか文句とか。
私が現在欲しいと感じているのは、超漢字上でまともに使える開発環境です。Emacsが使い易いとはいえ、最高のものだとは全く考えていません。プログラミングするためのエディタとして特化したものがあってもいいと思います。エディタ、仕様参照、技術情報参照、プロファイラ、デバッガなど込みのいわゆる統合環境です。例えばC言語で書くとして、Cの一ファイルは実は一レコードとか、一関数一レコードとかにすれば統合環境は一実身で実現でき、とってもいい感じ。プログラミング支援としてもこれまでに考えられてきたことを試すことができるでしょう。動的に色をつけるのは当然として、例えばraycyさんのところにある絵ですが、こんなものなどもこのままではやりすぎですが面白いですね。もちろん完全に特化する必要はなくて、というか全然特化しなくてよくて、実身仮身の長所はそのまま、環境に何でもかんでも貼り付けられるようになっていればとても便利でしょう。少なくともマルチレコードをまともに使えるエディタのようなものは必要です。KAKKOさんが猫の目エディタを公開してくれれば評価のしようもあるのですが。統合環境というか、超漢字そのものがハイパーリンクな統合環境そのものだから、コンパイラとデバッガとプロファイラがついているエディタがあればそれでいいような気も。Squeakの環境がどんなものかちょっと調べようと思っています。
超漢字用のネットワーク囲碁クライアントが欲しいのですが、これはマイクロスクリプトでTCPが使え、新しい実身を作ることができればそれでできてしまうような気がするのでマイクロスクリプトの改良にも期待しています。マイクロスクリプトはいろいろ機能不備なので改良して欲しいのですが、焦って中途半端なものになるよりややともすれば設計からやり直してちゃんとしたものにして欲しいですね。そういえば、基本表計算に統計関数が用意されていますが、meanとstandard deviationとvarianceがあるならskewnessとkurtosisも欲しいものです。どうせ使わないだろうけど。
ところで、超漢字5に必要なものは漢字の充実でもなんでもなくて
ですね。私が思うに。この内一番目と二番目は絶対に必要です。でなければ超漢字5は出なくてよろしい。TADの読み書きと表示,処理部分を別々にすべきなので、TAD処理部分をタスクとして起動しておき、アプリケーションの主ルーチンからそれを利用してデータを処理するようにすればtotal throughputが落ちてもlow latencyとなって高速な応答が実現できるはずです。画面描画のドライバ部分は個々のハードウェアに一々対応するのではなく、QNXのように汎用ドライバで吸収する方法が参考になるのではないでしょうか。あとはハードウェアアクセラレータを使うことができればよいのですが…。三番目は実時間処理OSの優位性を説明するのに役立ちます。Windowsで音声記録をしていると、その間はなにもできませんから。とにかく、今の超漢字はとてもマルチタスクOSに思えないし実時間処理OSにも思えません。
他に欲しいと思うのは行書体草書体篆書体ですね。特に行書体は必要で、「手紙の宛名で正しい文字が使えます」といくら言ったところで年賀状などで使いたい毛筆体がないので、それならWindows用の年賀状アプリケーションを使えばいいとなりますから。